古美術廣田「骨董日和」

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風が吹くとき

昔 風が吹くとき という絵本があって、

それが アニメになった。

何も知らない老夫婦が何も知らないまま

放射能に汚染され被爆して

穏やかに静かに亡くなってしまう。

原爆の恐ろしさを 静かに訴えたアニメは

スノーマンの作者が 作画しているので ほのぼのしている。

いろいろな感想があるでしょうけど

私は 何も知らないのは穏やかでいいもんだと思ったのです。

わたしの夫は癌で亡くなりましたが

最後まで おそらく知らずにいました。

少なくとも 意識のなくなる1日前まで

気付いたかもという感じは全くありませんでした。

私は 名演技をしましたから。

女優になってたらいけたかも・・・

嘘はいけませんが、

黙っていると言うか 知らないでいるほうが

穏やかで居られる事もあります。

で、このたびの 数々の情報を

私は 聞いても聞いても 聞かなかったことにして

知らん顔する事にしました。

1つに 専門家ではないので 真偽が分からないこと。

1つに テレビと言うのは ポロリと涙を流しても 号泣!!と

いうような表現をする癖があること

1つに 先のことを予想屋みたいに 考えてもしかたないこと

1つに  あらゆる現場の人たちこそ命がけで 必死であること。

凡人な私は 何も変わりのないありがたい生活の中で

何とかしたいと まともな食事もせず 不眠不休で

戦っている人のことを 今は 信じていたいと思うわけです。

ちょっと おがくずと新聞紙と聞いた時は うっそぉ~と

思っちゃいましたけど。

大丈夫 大丈夫 きっと 何とかなる。

きっと きっと と信じる こんなアホなおばさんいてもいいでしょう。

それで アニメの主人公のようになっても

穏やかでいいかもと 思っています。