襟元に よくつけられていました。
台には 金 銀 プラチナなどが使われ
貝殻に 彫を施したものが 代表的ですが
ラバァといわれる溶岩ストーンや(写真)
メノウや珊瑚などに 彫られたものもあります。
貝殻に彫られたものは 石より薄いので
軽いのです。石は 厚みがあるので
凹凸がハッキリしていて 立体感があります。
シェルのカメオは 薄いピンクやオレンジと
白い部分を 上手く活かして 彫られています。 ミルクコーヒーの様な色のシェルを
使って彫られたものの方が 珍重されます。
今の機械彫りのカメオと違って ひとつひとつ手彫りなので 同じ図柄であっても
同じ出来上がりのものは ありません。 ギリシャ彫刻そのままの 芸術的な仕上がりは
よき時代の 職人の誇りを感じさせます。