古美術廣田「骨董日和」

骨董品・古美術の買取|古美術廣田のブログです。

昔のガラスシェード

image053照明器具は ガス燈でさえ 明治時代ですから

古い照明は 数が少ないわけです。

ましてや 初期には都会にしか ありませんでしたし

その都会が 戦争で かなり消失したことを考えると

なかなか 数多く残っていないのも仕方ありません。

ガラスの電笠は 建物と一緒に残っているので

それを 立て替える時に 古い建物は

骨董屋さんが その金具や 碍子や スイッチやら

大切に外して買い取るわけです。

でも そうゆう手順無しに ガガーっとパワーショベルで

壊される建物もたくさんあります。

芸術的に 創られた初期のガラスのシェードは数十万円するものもあります。

日本製の物は数が少ないのですが洋物は イギリス、フランスなど ヨーロッパにと

広い範囲にあるうえ、どの国も 古い物をimage056 代々大切に使って

今でも生活に使われているところが

たくさんあるので、その数も 割りとたくさんあります。

それで、洋物より 日本の物のほうが

高くなっています。

日本では、新しいものが どんどん取り入れられ、

家も どんどん 建て替えられ その様式も

この100年 全く変わりました。

昔ながらの 押入れさえ

クロゼットに なってしまった。

昔のままの茅葺きの家は観光名物になってしまいました。

まあ、その新しいもの好きが 今までの日本経済を活性し続けたのでしょう。

でも なんとなく最近は 昔の生活のよいところを省みるのも

省資源に いいのではという動きが出てきていて 私はうれしく思います。