夏休みになって この暑いのに
子供たちをつれて 夏休みらしい思い出を
作らなければいけないと、お母さんやお父さんは
予算と予定と体力との 狭間で頭を痛めます。
私の幼少期は 昭和30年代
夏休みの思い出なんぞ わざわざ作るものでもなく
日常の中で、花火をしただの蝉取りをしただの
かき氷を食べただのスイカを食べただの
宿題しましただの 図画をしただの
白黒テレビで怖い幽霊の映画を見ただの
学校で夜に漫画映画鑑賞会で「安寿と厨子王」
「アラビアンナイト」などを見ただのでした。
その映画は 小学生の間に 何回も見た気がします。
今の子は、やれ、ハワイ行ったの、グアム行ったの、
カナダだの、スイスだの空港のインタビューで
さらりと答えています。
思い出もお金で買うがごときに見えるのは
私のひねくれ根性でしょうか