この震災で 気丈な父が 初めて私に
通帳や年金手帳やらの書類は ここにある
とか 物を捨てていくようにしてるとか言い出しました。
人にいつ何時何があるか わからないという実感を
持ったのだろうと思います。85歳です。
今までに6人看取って 4人の人の没後の整理をしました。
健康保険、年金、生命保険、簡保、損害保険、
光熱費の引き落とし変更、名義変更、
車、携帯電話、賃貸契約、ローン契約、カードの解約、
インターネットでは パスワードが分からなくて
解約できないものに 苦労しました。
いちいち 亡くなった事を証明する書類がいります。
個人情報規制が 手順を阻みます。
叔母からも 申し送られています。
でもね、 そんな準備は しなくていいよと思うのです。
今までも 皆 何の準備もなく亡くなりました。
右往左往したけれど その処理をしている間は
泣いてる暇なかった。ちょうど 良かったのです。
自分が その人のことで役立っているのだと思うと
恩返しできる気になりました。
そして 何度も担当してると 慣れてきて
まかさんかい!となるのです。
人もうらやむ長寿と言われる私は この後
何人の整理をするのでしょう・・・・
ギネスに挑戦 なんてね。